子連れ離婚の具体的な手順を知りたい!
そんなあなたのために、家なし職なし貯金なしから離婚した経験者の私が、子連れ離婚までの手順を5ステップで解説します。
子連れ離婚の手順
ステップ1:部屋探し
- 帰れる実家がない
- 持ち家もない
離婚後に住む家がない場合、離婚することが決まったらまず、子供と一緒に暮らすための部屋探しをしなければなりません。
これから離婚調停などを行う場合にも、調停終了までは数か月かかるため、先に別居する方が多数です。
部屋探しや手続きにはある程度時間がかかりますので、早めに探し始めましょう。
緊急の場合には、母子生活支援施設(母子寮)という場所があります。
18歳未満の児童を扶養している母子世帯で生活に困窮している場合に入所できる施設で、収入がない場合には0円~入所することも可能です。
物件選びで、どのような間取りが良いか迷う方も多いと思います。
子供の人数などによっても違いますが、2人までなら基本的には、
- 子供が未就学児なら1LDK
- 子供が小学生以上なら2DK以上
をおすすめします。
間取りについての詳細は「1LDKでも大丈夫?経験者が教える賃貸派シングルマザーの間取りの選び方」という記事で詳しく解説しています。
安く借りられる物件についても紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
ステップ2:引っ越し
物件が決まったら、引っ越し業者に依頼し見積もりをとります。
しかし見積もりを1社だけに依頼した場合、実際の金額の数倍の金額を提示されている場合も多いのですが、相場がわからなければ気づかずに契約してしまい損してしまうこともあります。
少しでも安く引っ越すためには相見積もりが必須です。
複数の業者に合い見積もりを取ることで相場がわかり、ぼったくられることもなくなります。
そうは言ってもめんどくさいし時間もないよ~!
という方には、一括見積サービスが便利です。
『引越し価格ガイド』ならネットですぐに無料の料金比較ができます。
料金だけでなくサービス内容も比較でき、ランキングや口コミも充実しているため安心ですので、このようなサービスを活用しましょう。
賃貸物件の契約や退去費用、引越しを安くする方法については「ぼったくり回避!知らないと損する賃貸契約や引越しを安くする方法」という記事でも解説しています。
ステップ3:調停の申し立て
協議離婚の場合は調停申し立ての必要はありませんが、私の周りで協議離婚をした人は養育費をもらえていないことがほとんどです。
- 早く離婚したい
- 離婚後に連絡を取り合いたくない
などの理由で養育費をもらわないという選択肢を選ぶ人もいますが、「支払う約束をしたのに支払ってもらえない」という人も多いです。
そのような事態を避けるためにも、公正証書の作成や離婚調停をおすすめします。
中でも離婚調停は公正証書を作成するよりも安く行えるうえ、調停証書の内容も裁判所が作成してくれるため知識がなくても簡単です。
離婚調停については「【体験談】調停離婚が成立するまでの具体的な道筋【子連れ離婚】」で詳しく解説しています。
また、浮気に対する慰謝料請求を考えている方は「【サレ妻の離婚失敗談】浮気されたのに慰謝料が取れなかった原因と対策」も参考にしてみてください。
ステップ4:保育園・学童保育の確保
これから仕事を始める場合、お子さんが
- 未就学児であれば保育園
- 小学生であれば学童保育
の契約が必要です。
家探しをする際、近隣に空きのある保育園があるかどうかも調べておく必要がありますので、部屋探しと保育園見学は並行して行いましょう。
保育園に入れなかった場合でも、最近では幼稚園でも預かり保育を行っている場合も多いため、3歳児以上であれば幼稚園も選択肢に入ります。
学童保育も民間のものはすぐに入ることができる場合が多いですが、料金が高いです。
自治体が運営している学童保育には審査がありますが、母子家庭で母親が仕事をしている(または求職中の)場合は間違いなく留守家庭となるため問題なく審査に通ることができるでしょう。
ステップ5:仕事探し
お子さんの預け先が確保できたら仕事探しができます。
しかし、シングルマザーの仕事探しは通常の就活よりもはるかに困難です。
まず、勤務時間は保育園の開園時間に合わせなければなりませんし、面接で必ず聞かれる
- 子供が熱を出した時の対処法
- 残業の可否
についても対策しなければなりません。
シングルマザーが行える具体的な対策としては、ファミリーサポートなどの子育て支援サービスに登録しておくと良いです。
日常的な預かりや、緊急時、病児・病後児保育のサービスを受けることができるようになりますので、面接対策にも役立ちます。
お住まいの地域でどのようなサービスが利用できるか、今のうちから調べておくといいですね。
とはいえ、子供が小さいうちは体調を崩しやすく、なかなか思うように出勤できないことも多いです。
さらにブランクがあると、正社員として雇うことに不安を感じる企業が多いのも事実。
初めのうちは、時間に融通の利くパートやアルバイトから初めて経験を積んだり資格を取得し、子供が大きくなってから転職をするのも手です。
これらの資格はユーキャンの通信講座でも取得することができます。
自分にぴったりな講座を診断することもできますので、一度診断してみてはいかがでしょうか?
また、ハローワークで申し込むことができるハロートレーニング(職業訓練)なら、月10万円の職業訓練受講給付金を受けながらスキルを身に着けることができます。
受給するためには、
- 本人の収入が8万円以下
- 世帯全体の金融資産が300万円以下
などの条件がいくつかありますが、
- パソコン
- IT
- 営業、販売、事務
- 医療事務
- 介護福祉
- デザイン
- 建設関連
- 理美容関連
など、様々な分野のコースがあり、就職に役立つ知識や技能、資格を取得することもできるため、検討してみてはいかがでしょうか。
参考厚生労働省:ハロートレーニング
生活が困窮したときは迷わず行政を頼る
しかしながら就活を頑張ってみても、
- なかなか仕事が決まらない
- なんとかアルバイトに受かったけど生活費が足りない
などの理由で生活が困窮してしまうこともあると思います。
まずは積立保険の解約などで生活費をねん出し、それでもダメな場合は迷わず行政を頼りましょう。
日本には生活保護というセーフティーネットがあり、誰にでも受ける権利があります。
そんなのに頼らず自力で頑張りたい……という気持ちもわかりますが、まずは生活を安定させることが最優先です。
「お金がないと離婚できない?母子家庭が生活保護を受けるメリットとデメリット」という記事で、実際に私が受給して感じたメリットやデメリットについて解説していますので、そちらも参考になるかと思います。
資金の捻出には不用品買取がおすすめ
家探しや引っ越しをするのにも、お金がかかります。
貯金が少なく、捻出が難しければ、不用品の買取ならすぐにお金を作ることができます。
- Blu-ray、DVD、本、ゲーム
- 結婚指輪、婚約指輪
- 家具、家電
これらを処分することで、資金を手に入れられるだけでなく、引越しの荷物も減らすことができるため、一石二鳥ですよ。
まとめ
いかがでしたか?子連れ離婚の手順を5ステップで解説しました。
資金作りには不用品の買取も活用してみましょう。
以上、お子さんとの新生活を始められる方の参考になると嬉しいです。
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