- とにかく今すぐにでも離婚したい!
- でも子供が産まればかりで仕事ができない
- 貯金もない……
こんな状況じゃ離婚なんて無理よね…
諦めないでください!
私はそんな状況でも生活保護のおかげでギャンブル依存症で借金まみれの夫と離婚して、生活を立て直すことができましたよ!
日本には生活保護という制度があります。
でも自分が受けることができるのか?受けるとどんなメリットやデメリットがあるのか、わからないことも多いですよね。
この記事では、私が実際に受給してみて感じた、母子家庭が生活保護を受けるメリットやデメリットについてお話したいと思います。
生活保護とは?
初めに、生活保護とは厚生労働省のホームページによると、以下の通りです。
資産や能力等すべてを活用してもなお生活に困窮する方に対し、困窮の程度に応じて必要な保護を行い、健康で文化的な最低限度の生活を保障し、その自立を助長する制度です。
厚生労働省:生活保護制度より引用
具体的に言うと母子家庭の場合、
- 給料
- 養育費
- 児童手当
- 児童扶養手当
- 親族の援助
これらを駆使しても、最低生活費に届かない場合は保護を受けることができます。
預貯金がある場合は、それらを使い切ってからでないと申請することができません。
申請を受け付けてもらえないなどの噂も聞きますが、私の場合はそのようなことはありませんでしたし、母子家庭の知人で生活保護を受給していた方々からもそのような話は聞いたことがありません。
シングルマザーが生活保護を受給するメリット
収入が不安定でもお金の心配をしなくてすむ
子供が小さいうちは、仕事をしていても子供の体調不良などで思うように出勤できず、毎月の収入が不安定になりがちですが、生活保護を受けていればその心配もありません。
また、育ち盛りの子供がご飯をたくさんおかわりしても、ニコニコ見ていられます。笑
お金の心配をしなくてすむのは本当に心の安定になります。
医療費がかからない
先程もお話したように小さな子どもは体調を崩しがちですが、自己負担0で医療機関にかかることができます。
子供を看病中に自分も病気に感染してしまうなんてこともよくあることですが、そんな場合にも大人も医療費がかからないので、私はこちらの方が助かっています。
教育費が別途支給される
生活保護を受けていない場合でも低所得世帯の場合、就学援助制度により教育費の援助を受けられますが、このような手続きなく入学準備金や教材代がその都度支給されます。
毎月の給食費や修学旅行の積立金なども対象で、これらは直接学校に支払われます。
税金が免除される
保護費と同等の収入を得ている場合は住民税がかかってくる場合がありますが、生活保護受給者には住民税の支払いが免除されます。
住民税の支払いは大きな負担になるので助かりますよね。
デメリットはなにかある?
世間のイメージが気になる
不正受給などのニュースで、世間からあまり良いイメージを持たれていないことを気にする方もいるかもしれません。
私も昔は正直そう思っていましたし、自分が受給者になるなんて考えたこともありませんでした。
でもあるとき、夫婦喧嘩の際に警察のお世話になることがあり、お金が貯まったら離婚する予定ですと事情を話したところ、
この状況ではお金は貯まらないと思います……
離婚したら子供も小さいので生活保護を受けられると思いますよ
とアドバイスをいただきました。
そのことを子連れ離婚経験者の友人に相談したところ「私も最初は受けていたし、受けなきゃ生活できない!」と言われ、そのことを知らなかったので驚きましたが、おかげですぐに離婚する決意ができました。
自分から人に話さない限り他人に知られることはありませんし、気にする必要はないと思います。
あのときの警察の方々、本当にすみませんでした……
貯蓄型の保険は解約しなければならない
基本的に貯蓄型の保険は契約できません。
私は子供が生まれたときに学資保険に加入していたため、一度生活保護の申請を取り下げて学資保険を解約しなければなりませんでした。
私の場合は当時子供もまだ0歳と2歳だったので返戻金は僅かでしたが、積立期間が長い場合はネックになる可能性があります。
しかし多くの場合、解約時の損失よりも、保護を数年間受けた場合にもらえる保護費の方が多くなると思いますので、思い切って解約してしまった方が得かもしれません。
掛け金によっては継続できることもあるとのことでしたので、一度相談されてみると良いと思います。
家賃に上限がある
世帯構成によって上限は変動しますが、家賃に上限があり設定金額はかなり低いです。
うちは子供2人の3人世帯なので二部屋は欲しいところですが、現在は35平米の1LDKで暮らしています。
末っ子が小学生になったら人数分の布団を敷ける部屋に引っ越したいと思っていますが、上限以下で2DK以上の部屋を見つけるのは正直厳しいです。
市営住宅等の公営住宅にも離婚当初から応募し続けていますが、なかなか当選できずにいます…
よくある勘違い
- 生活保護を受けると貯金ができない
- クレジットカードは持てない
- 持ち家があると受給できない
などと聞いたことがある方もいるかもしれませんが、これらはデマです。
正確に言うと、貯金にはある程度の上限がありますが、家電の買い替えなどの急な出費に備えて貯金することができます。
またクレジットカードについては、生活保護受給中の借金は認められていませんので、リボ払いや分割払いはそれに該当する可能性が高いですが、通常の一括払いであれば問題なく利用できます。
持ち家については、保護費からのローンの支払いは認められていませんが、ローンの支払いが終わっている場合は持ち家に住み続けることができる場合もあります。
まとめ
離婚したいけどお金がないと悩んでいるなら、生活保護を受けるという手段もあります。
メリットは、
- 収入が不安定でもお金の心配をしなくてすむ
- 医療費がかからない
- 教育費が別途支給される
- 税金が免除される
デメリットは、
- 世間のイメージが気になる
- 貯蓄型の保険は解約しなければならない
- 家賃に上限がある
となっています。
デメリットもありますが、母子家庭の場合はメリットが大きいです。
お金がないという理由で離婚を諦めなくても大丈夫。
最初は制度をうまく活用し、少しずつ生活を立て直しましょう。
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