日本での養育費の支払い率は僅か20%とも言われていますが、我が家の場合も例にもれず、最初だけは支払われていましたが、そのうちなんだかんだと理由を付けて支払われなくなくなりました。
私は調停離婚をしたため、裁判所に電話し履行勧告を行ってもらいましたが、それでも支払われることはありませんでした。
次に取れる手段は強制執行の手続きですが、元夫は無職(パチプロ)だったため給与の差し押さえはできず、財産の差し押さえしか方法はありませんでした。
しかし当時はまだ、これを行うためには相手の銀行口座の口座番号や支店名まで把握していなくては財産を差し押さえることができませんでした。(※現在では法改正により、勤務先や預金口座の情報開示を行うことができるようになりました)
そこで裁判所に相談したところ、法テラスで相談することを勧められました。
この記事では、法テラスで無料の法律相談を受けた方法やその結果を体験談としてお伝えしたいと思います。
法テラスって?
法テラスは、収入や資産が一定以下の方を対象に、弁護士や司法書士による無料の法律相談を行っているところです。
予約制で、1回30分程度、1つの問題につき3回まで相談を受けることができます。
無料相談を受けるためにはいくつかの条件がありますので、相談を考えている方はホームページやお電話で確認してみてくださいね。
相談を受ける方法
まずは電話や窓口で利用できるかどうかを確認し、予約をします。
約束の日時に法テラスへ向かい、受付で書類に記入をします。
その後、個室で担当の方と1対1で相談を受けるという流れになります。
法律相談というと堅苦しい雰囲気を想像される方もいらっしゃるかもしれませんが、私の行ったところは明るい雰囲気で、担当してくださった弁護士の方も気さくで話しやすい女性でした。
無職の元夫から養育費はもらえるか?
担当の弁護士さんも、元夫が無職(パチプロ)という場合の相談を受け持ったことはなかったようでした。
しかし、養育費の算定は前年度分の給料で算定されているため、下手に相手を刺激して今度万が一、養育費の減額請求などを行われてしまうと養育費が減額となる可能性が高いということや、私が既に生活保護を受給しており生活に困窮しているわけではないということなどから、今は無理に強制執行などは行わず、相手が仕事を始めるのを待った方が良いのでは、という回答をいただきました。
養育費を請求する方法がないということは残念な結果となりましたが、理由を聞いて「すぐに請求しなければ」と焦る気持ちはなくなりました。
まとめ
法テラスというものを私はこのとき初めて知りましたし、法律相談なんてお金のある人にしかできないものだと思っていましたが、本当に1円も支払うことなく相談を受けることができました。
私の場合のようなレアケースだとネットでもなかなか情報が見つからなかったため、個別に相談していただけるのは助かりますし、相談に行って本当によかったと思いました。
また、ケースワーカーさんからも養育費についてはもらえるように努力してくださいと言われてしまいますが、専門家に相談した結果をお話しして、今はまだ請求できるタイミングではないということを納得していただくこともできました。
以上、同じように悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
Comment