子供のいる方が離婚したいと考えたときに真っ先に心配に思うのが、やはり子供のことではないでしょうか?
- 子供に寂しい思いをさせてしまうのではないか?
- 子供への影響や負担は?
そんな不安に対する答えを、3度の離婚経験者である母を持つ私が、子供の立場から本音で解説します。
離婚する前に知っておいてほしい内容となっていますので、ぜひ最後までお読みください。
離婚に対する子供の本音
結論から言いますと、子供の気持ちは大きく分けて3つです。
- 離婚後の生活に対する不安
- 今まで一緒に暮らしてきた家族がバラバラになるのは寂しい
- 家の空気が悪くなるくらいなら離婚してほしい
それぞれについて詳しく解説します。
離婚後の生活に対する不安
中学生の頃ということもあり、受験が控えていたため離婚によって受験に何か悪い影響はないだろうか?という不安がありました。
母と暮らすために新しい家に引っ越すことで、学校が遠くなるのも嫌でした。
そのため卒業まで父と暮らすことでその問題を解決しましが、しかし受験生にも関わらず家での家事負担が増えてしまい、確かに負担はありました。
けれどそのおかげで逆に意識して勉強時間を作ったり、効率を意識して勉強することで結果的に第一志望校にも合格できたのではないかと思います。
更に、この頃から家事を手伝っていたことにより基本的な家事はほとんどできるようになり、一人暮らしを始めた後にも役立ちました。
今まで一緒に暮らしてきた家族がバラバラになるのは寂しい
やっぱり、今まで毎日一緒に暮らしてきた家族と離れてしまうのは、子供にとっては寂しいものです。
でも中学生にもなれば、自由にメールのやり取りや面会もできます。
そのおかげで、思っていたほど寂しさは感じませんでした。
子供がまだ小さい場合は面会に付き添う必要がありますが、DVなどの危険がない限り、子供のためにも面会はさせてあげた方が良いと思います。
家の空気が悪くなるくらいなら離婚してほしい
離婚するほどの状況になると、家の空気で子供でも「もう駄目なんだな」という雰囲気は察します。
そのような家庭環境で過ごすのは、子供にとっても苦痛です。
先ほど述べたような不安や寂しいという気持ちはあっても、そのような家の状況で両親に気を使いながら生きていくよりは、離婚してくれたほうがマシだと思っています。
私も当時は毎日のように母から離婚したいと相談されるようになり、最終的にはそうした方がいいと思うようになりました。
結果的に離婚後は、両親の喧嘩する姿を見ることがなくなってよかったと思いました。
離婚は子供にとって悪影響ばかりではない
離婚は子供にとっても少なからず影響があることをお話ししましたが、だからと言って離婚は子供にとって悪いだけのものではありません。
ギスギスとした家庭環境に置かれるストレスの方が、子供にとってマイナスに働くこともあるからです。
子供へのケアを忘れずにおこない、子供への影響をできるだけ防ぎながら 離婚して子供と楽しく生活できるようになれば、子供にとってはプラスになることもあります。
では次にどんなケアが必要なのか、親ができる子供のケア方法についてお話しします。
離婚時に親ができる子供のケア方法
離婚時に親ができる子供のケア方法は、大きく分けて2つです。
- 子供の気持ちに耳を傾ける
- 離れて暮らす親が親でなくなるわけではないと伝える
以下で詳しく解説します。
子供の気持ちに耳を傾ける
たとえば、
- 学校が変わるのは嫌
- 苗字が変わるのが嫌
- 受験が終わるまでは待ってほしい
など、子供から希望が出るかもしれません。
どうしても希望をくみ取ることができない事情がない限りは、お子さんの希望も考慮することで不安を解消できるかもしれません。
離れて暮らす親が親でなくなるわけではないと伝える
離婚に至ってしまった夫婦には様々な事情があり、もう会わせたくないと思うことも多いでしょう。
でも子供にとっては唯一無二の両親ですから、可能な限り連絡を取り合ったり、面会をする機会を与えてあげることも大切です。
一緒に暮らせなくなっても、
- 親が子供の親でなくなるわけではないということ
- 自由に連絡を取り合ったり会ったりしても良いということ
を伝えてあげられると子供は安心するはずです。
まとめ
離婚による子供への影響はたしかにありますが、離婚前のケアにより防ぐことも可能です。
離婚は子供にとって悪いだけのものではありません。
逆にストレスの多い家庭環境に置かれる方が子供にとってマイナスに働くこともあり、見過ごせるものではありません。
離婚して楽しく生活できるようになれば、子供にとってはプラスになることもあります。
以上、参考になれば嬉しいです。
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